損害を与えた時の始末書の例文
社会人の多くの方は、すくなくとも人生で一度は、何らかの不始末を経験したことがあるのではないでしょうか。
社内でのコミュニケーションミス、お客様との約束を敗れなかったなど、シチュエーションは多岐に渡りますが、その中でも相手に損害を与えてしまったケースでの謝罪は、特に気をつけて行わなければなりません。
ネットで検索をすると、ニーズが大きいのかたくさんの始末書の例文が転がっています。
その中でも共通して記述されていること、気をつけていることがありますので、今回はそちらをご紹介します。
まず、相手に対して経緯を正しく説明することです。
なぜその事象が発生してしまったのか、経緯を時系列で正しく記述する必要があります。
この時点で損害を与えてしまった相手との認識の齟齬があると、相手から本当に今後同じことを繰り返さないのか、と不安にさせてしまいます。
なので、必ず時系列順に、主観を除き、嘘をつかずに事実を記述するようにしましょう。
次に発生要因の記述です。
今回損害を与えた事象が発生した経緯は、事実の記述で説明しています。
では、なぜそういった事実が発生したのかを記述することが、始末書の書き方では重要になります。
発生原因が明確になれば、それが二度と発生しないための対策を立てることができます。
発生原因とその再発防止策が、始末書では不可欠です。
原因が明確になっていて、そのための再発防止策も納得がいくものになっていれば、次回再度お願いしたらしっかりやってくれるだろうと、相手を安心させることができます。
以上が、最低限始末書に含まなくてはならない記述項目です。
これ以外にも、例文によっては不始末に対する補填内容の記述であったり、上司、責任者からのお詫びの記述などを記載しているケースがあります。
不始末の内容に応じて、使い分けるようにしましょう。