始末書にふさわしいフォントの検討
始末書はXXの様なミスによりYYの損失をいたしましたこのXXのミスの発生を防げなかったことをお詫びすると共にZZでの対策により再発の防止をお誓い申し上げますというミスの報告+お詫びと再発の防止を誓う制約の文書であるため、どちらかというと神妙にして謹んで申し上げる文面です。
それを考慮するとフォントも事務的で大人辞意性質のものを選択することを求められ、ポップ体丸ゴシック体の様な書体は場にそぐわないことになります。
今般の企業で出された謝罪文の書面を見てみると、大抵の場合は明朝体であることが殆どで掲示文用途での見出しの「謹告」の部分のフォントのみゴシック体であるというものであり、始末書においてもこの例にならうと、フォントは全体的に明朝体を選ぶことが無難といえます。
それに、文書の性質から、飾りっ気より淡々とした反省の意を伝えることが最優先課題とされます。
始末書始末書はミスに対してお詫びや再発防止を誓約する真摯な態度を書き表した文書ですから、フォントで過度の装飾及び誤った装飾を行うことは反省をしていないと受け取られかねません。
文面の反省の文面の信頼性にも疑いを持たれることにもなります。
そのために、出来る限り飾りっ気のない書体を選ぶことが無難です。
先に紹介し他明朝体とよく似たニュアンスの毛筆体も使用できそうですが、お祝い電報にも使われるかざりっけのあるフォントという事で避ける事が賢明となり、この始末書では、自治体役所前の公示文書のごとく、事務的に明朝体を選択することで、文面を重視することが、無難といえます。
この文書では、極端に酷い提出形式でなく、一定の基準で作成と手際が整っていればよい文書ですので、書体の様な装飾は場合によっては蛇足であるだけで何の効果ももたらさないばかりか、場合によっては慇懃無礼にも映りかねないものですので注意が必要です。