顛末書の意味やその書き方から考える封筒の必要性
顛末書は始末書とは異なるトラブルの報告書でありますので、始末書の様に封筒は必要がなく、始末書がミスや不祥事の発生に対してお詫びすると再発の防止を約束する文面にて各書類であるのに対して、「顛末」はミスや不祥事の事実の報告を行う報告書的な書き方をする文書という一見同一に見える文書でありますが、前述のようにそのニュアンスや意味合いには大きな違いがあり、顛末書は報告書の意味の社内文書と考えると、封筒は必要ないと考えることができます。
報告書は口頭では報告できない内容や記録する必要のある内容の報告の際に文書をを用いて報告を行うものですから例えば備品を壊した顛末の報告文書ですと、一般的な場ですとXXの理由でYYを破損してしてしまいました。
と口頭でその事実の報告を行うものですが企業内という公的な場ですから形式的な手順の意味と記録のために顛末書の作成を行って報告を行う事としているのです。
先にも触れましたが、顛末書は報告書的な意味合いの強い書類であるため、そのままで提出し良いとされる文書で、大抵クリアファイルに入れられたり、決済箱にそのまま入れられたりする扱いの文書となります。
報告書といいますと日常見かけるような売上報告や、出張報告の書面と同等の扱いの書き方やニュアンスで作成がされる文書であるのです。
これに対してよく同一視されがちな始末書は、その書き方が報告書に再発防止の誓約やお詫びといった手紙的なニュアンスが追加された文書となります。
この様な文書には、進退伺や退職願といった訴えの内容の手紙的な文書と考えるとこの始末書のような手紙的な文書では手紙に近い書き方と封筒が必要とされることになります。
つまりは、報告書的な書き方やニュアンスの文書には封筒は不要という事です。
どうしても社内ルールで必要とされている場合においては、退職願での記入方法を応用して
白の縦型封筒の表面に「顛末書」と書いて
裏面左下に発信人の所属部下と役職指名を記したうえで文書をを封入して封印をして提出するする方法となります。